花岡ふみよの彩りLife

花岡ふみよ物語

Vol.01
カラーコンサルタントは、花岡ふみよにとって、 好きなこと、得意なことが活かせる「天職」

絵とともに育った少女時代

花岡ふみよ少女時代

「もの心ついた時から、絵ばかり描いていたわ。」
子供の頃の私を思い出して、母は懐かしそうに言います。
小学生の時に凝っていたのは色鉛筆と水彩画でした。
授業の休み時間に教室に飾ってある花を色鉛筆でスケッチしたり、読んだ物語の情景を想像して挿絵を描くことに熱中していました。
「お絵かき上手な文学少女」でした。

中学時代、「将来なりたい職業は?」と訊かれると
決まって「画家かデザイナー」と答えていた記憶があります。
また、「ふみちゃんに向いている」と周りの人に勧められていたのは、
英語か国語か美術の「先生」でした。

色を使う仕事で先生業をし、色をテーマに執筆もしている現在。
カラーコンサルタントは、私にとって、
好きなこと、得意なことが活かせる「天職」といえるのだと思います。

自分の「強み」がライフワークになる

高校時代は美術部に所属していました。油絵に凝っていた時代です。
美術部の一年先輩に女優の萬田久子さんがいらっしゃいました。
萬田さんは学生の頃からとてもキレイで、みんなの憧れの的。
美術部員なのに絵は描かずに(笑)もっぱらモデル専門でした。

当時から「人に見られる」のが得意な萬田さん。
人物・風景・静物を「観察」し、「色と形で表現する」のが得意な私。
この頃から二人とも自分の「強み」を知っていたのかもしれませんね。

油絵で色の魅力にとりつかれた学生時代

花岡ふみよ直筆デッサン

後で知る「色の対比現象」や「減法混色」、「並置加法混色」という理論は中学から高校の時、水彩画や油絵を描く中で実感していました。
当時の私にとって、絵の具は最も身近にあるもの。
混ぜたり、塗り重ねたりして生み出される色の神秘に魅了され、発見の連続でした。

あの夕焼けの色は、どんな色が含まれているのだろう?
見た色を限りなく忠実に絵の具で再現するのが、楽しくて楽しくてたまりませんでした。
見た色を記憶し、後で絵の具を混色して同じ色を出すのが得意でした。

高校3年生の時に美術展に出展した「晩夏」という作品があります。
50号キャンバスに描いた大作でした。
日差しがギラギラ照りつける葉は、緑の絵の具に黄色を加え、
地面に落ちる影の色には青を加えて描きました。
絵の専門家にも評価されたことがとてもうれしかったです。
色彩学に登場する「ナチュラルハーモニー」という理論を知らない当時、
感性だけで自分の目で自然現象を観察し、キャンバスに表現していました。
今思えばとても自由に活動していた時期でしたね。

私の「色の分析力」の基盤は、おそらく、この頃に養われたのだと思います。
色を見極める目は、言い換えれば観察力なのではないでしょうか。
子供の頃から、自然の風物や人物を興味深く観察することによって、
微妙な色を見極める「色のプロの目」が養われたのではないかと、
今では思っています。

written by Fumiyo Hanaoka
無断複写・引用はお断りいたします。

Vol.2 「色を使う仕事の現場」は、近日アップします。

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